ブログめぐりから

いい天気が続いています。なんとも穏やかな気持ち。でも街では異変が。とは大袈裟か。三連休明けで、お店は夜7時を過ぎても、がらがら。どこかの店に入ろうかと思いましたが、彼方此方で閑古鳥が・・・。

混んでいるのはスポーツバーぐらい。今日はW杯アジア3次予選:日本−タジキスタン戦でした。日本が問題なく8-0で勝利しましたので、うまい酒を飲んだ人が多かったと思います。

ブログを読んでいると、こんなふうに試合を観戦紙ながら読書している、読書しながら観戦している人がいるのです。「yomunelの日記」から引用します。木山捷平とサッカー。この組み合わせがなんとも印象的でした。

帰宅してから、残念ながら箱入りではないが、講談社文芸文庫の『木山捷平全詩集』をサッカーの合間にぱらぱら読む。タジキスタンってどのへん?とかハーフナー・マイクって何人?とか言いながら。

ブログめぐりを続けていると、市川糂汰堂さんが「東京クリップ」で「秋も一箱古本市で見つけた素敵なモノ」を紹介していました。それは古本Tさんの「出品目録」です。

同ブログには写真も掲載されています。丁寧で端正。一箱でここまでやるとは!脱帽です。古本Tさんの頑張りを見習いたいと思っています。お二人の合作でしょうか。実物を見たくなりました。

最後はやはり本の話。

Books News」を見ていると、次の記事を見つけました。[1位は「おいしい生活。」 戦後の名コピー集刊行 (2011-10-07)]。本は『日本のコピーベスト500』(宣伝会議)。この記事の出所はBOOKS asahi.com

糸井さんの「おいしい生活。」が第一位。なつかしく、でもやはりそうか、という思い。となると、次はと気になります。本の紹介文から次がベスト3でした。

1. 糸井重里 「おいしい生活。」(西武百貨店 1982年)
2. ○○○○ 「想像力と数百円」(新潮文庫 1984年)
3. 仲畑貴志 「おしりだって、洗ってほしい。」(東陶機器/ウォシュレット1982年)

2位の素晴らしいコピーは作者は?ですが、それを調べていくと、この「新潮文庫のささやかな秘密」というサイトを見つけました。読んでみると、何とこのコピーも糸井重里さんの作でした。

日本のコピーベスト500
 
『日本のコピーベスト500』
宣伝会議

この3作ともしっかりと記憶に残っています。また、ベスト3 すべてが1980年代の作品。この時期が「コピー黄金時代」であり、バブル時代への助走から離陸の時期でした。

かつてコピーは新しい時代の旗印でした。では、いまは? 先行きが不透明のなかで、これからどうなるのでしょうか・・・・・。

前を向いて進むものがなかったら、後ろを向いて進む。後ろを向いて前に進む。前が見えないので、転ぶ可能性は高い。転んでも転んでも、立ち上がること。その意欲が後ろから前への反転力になると思います。