海文堂書店の平野さんのこと

林さんの「daily-sumus」の「丸善跡」の中で、手書き『週刊奥の院』の画像を見つけました。海文堂書店の平野さんはウェブだけでなく、こうした手書きニュースも発行していたのです。

海文堂書店の平野さんが手書きで配布している『週刊奥の院』。これがまたみごとな手書き文字で……内容もお見事。つい注文したくなってしまうナイスな本が並んでいる。ざっと見てそそられた本たち。(「daily-sumus」より )

これを見て、晶文社の手書きニュース ( 呼び名は何でしたか?)を思い出しました。あれは営業担当の方がまめに書いていました。手まめ、口まで、足まめでないと、本の営業も難しいのです。

また「海文堂書店日記」を読んでいて、「2011-09-04 KOBEグー」の「海文堂あれこれ雑記」の中に、「(平野)HP、「眼」も更新」とありました。

この「眼」って、何? そこで「眼」を探すことになりました。HPとあるので、海文堂書店のHPに行って見ました。「眼」を更新したのですから、そういうページかコラムがあるはずです。

そこで見つけたのが「本屋の眼」というコラムでした。クリックすると、平野さんの連載を見ることができました。9/1で、「本屋の眼 <その84>」ですので、84回も連載しているのです。

さらに同ページの最後に「『本屋の眼』番外編 《神戸・本屋漂流記》好評連載中」とありました。

ここをクリックすると、「みずのわ出版」のHPに、「みずのわ放送局 本屋の眼番外 神戸・本屋漂流記」が掲載されていました。これもなんと32回の連載でした。

そして、同ページには「林哲夫・画/平野義昌「本屋の眼」より」というキャプションの付いた画像・・・平野さんが本を抱えて立っている・・・が掲載されていました。これが平野さんとの初対面(はつたいめん)です。

平野さんの「本の眼」も、「本屋の眼番外」も、ともにバックナンバーが掲載されていますので、第1回から読むことができます。ゆっくり本の旅を愉しみたいと思っています。

平野さんは日々ウェブの記事を書き、『週刊奥の院』を書き、「本の眼」を書き、「本の眼番外」を書き、書店員として店頭に立っているのです。何たる運動量でしょう。底知れぬパワーに脱帽!です。