木曜日に古本屋めぐり

どうもいつものように水曜日に古本屋めぐりをすることができません。とりわけ何かあるのではないのですが、いわゆる野暮用で、また木曜日に古本屋めぐりをすることになってしまいました。

それにしても、台風12号がゆっくり北上しているせいで、晴れたり、曇ったり、雨降ったり、天候がめまぐるしく変わります。突然の雨の場合は本をしっかりカバーすること。本が雨に濡れたら、元も子もなくなります。

今日も一時雨が降ったのですが、小雨でしたので、本が濡れるほどではありませんでした。リスクを考えると、雨の日は古本屋めぐりをしないほうがいいと思います。後悔先に立たずです。

[本日の購入本]

今日は吉田健一デイ? 吉田健一さんの本がこの他にも3〜4冊棚に並んでいました。よく見ると、函が痛んでいたり、カバーが汚れていたり、本体にシミがあったりという状態でしたので、今回は諦めました。

それから上野さんの本を入手。このところ向田邦子ふたたびの気運が高まりつつあります。これは同僚だった上野さんが雑誌記者の時代の向田さんのことを書いています。向田さん、いつまでも話題になる幸せな作家です。

まさに、この題名の通りです。書店も「ヨキミセサカエル」です。では「ヨキミセ」とは何かという書店論・・・各店、どのような独自化を、差別化をするのか・・・が書いてあります。サカエルミセガヨキミセです。

柴田信『ヨキミセサカエル』から。

本の街・神田神保町は、一軒のすばらしい本屋なのです。


向田邦子ふたたび (文春文庫)        雑誌記者 向田邦子