土曜雑感

近頃、涼しくなったのはいいのですが、昨日は関東、今日は関西、局地的に相当量の雨が降る、あの「ゲリラ豪雨」はどうにかしてもらいたい。実際に体験して、またテレビで見ても、予測不可能なのか、凄い雨です。

今日から「第2回 あいおい古本まつり」が相生の里(東京都中央区佃3-1-15)で開催されています。雨が降りそうな降らない一日。明日は晴れの予報。なによりです。行きたいのは山々なのですが、明日は所用で佐倉まで行かねばなりません。今回もムリか。

週末は今週買った本をクリーニングしたり、書き込み等がないかをチェックしたりします。が、最近困るのはいい古本屋さんの本にも書き込みがあること。一冊一冊チェックをしているのでしょうが、百均だからという緩みがないかどうか。

百均本の中にも、サービス本とどうでもいい本が混在しています。だから百均ということなのですが、それにしても程度の悪い本が混じっています。物事には相応の程度があります。その基準が怪しくなっています。

本好きの古本屋めぐりの愉しみはどうでもいい本の中からサービス本(いわゆる、当たり)を探すこと。当然サービス本の割合が少ないのですが、最低「8−2の原則」を守ってもらいたい。

今週の本の整理中に、エミール・ファゲの『読書術』を発見。読み始めると、ファゲは読書の技術として「ゆっくり読むこと」が大事だと言っています。その快楽が読書の愉しみ。山村修さんの『遅読のすすめ』と同じか。

今はスピードの時代。これだけの情報量を読みこなすためには速読が必要です。書店に行けば、遅読のすすめより速読のすすめの本のほうが多数を占めています。私はその人に合った速度で読めばいいと思います。読書は競争ではありません。

読書術 (中公文庫)        増補 遅読のすすめ (ちくま文庫)