「下鴨納涼古本まつり」と「かまくらブックフェスタ」

8/16ブログ「夏の古本市とジュンク堂新宿店」で、今年の夏の古本市について書きました。残念ながら、8/17が最終日の「第20回東急東横店渋谷大古本市」には行けませんでした。

これで夏の古本市も終わりです。すべて行こうという気持ちでしたが、暑さのために腰折れしてしまいました。そう、京都の「下鴨納涼古本まつり」もここ2〜3年行っていない。行っても、この暑さ、しのげるかどうか?

でも本好きの皆さんが下鴨に集結し、古本まつりの模様をレポしてくれます。ですから、ここに居ながらにしてその古本市を見ることができます。これがWebの実にいいところです。

いまは文字と画像が主ですが、これが次の段階では動画になります。当初は量を求めてでいいのですが、それが一定に達すると、次は質が求められます。量が質に転化しない場合、そのメディアは淘汰されます。

daily-sumus」の林さんは毎年京都の「下鴨納涼古本まつり」の写真とコメントで紹介しています。

下鴨納涼古本まつり ( 2011-08-11 16:30:10 )
下鴨納涼古本まつり ふたたび ( 2011-08-13 20:18:00 )

その他にも「古本万歩計」の8/13「京都で買った本」で、「下鴨納涼古本まつり」の様子をレポしています。これも併せてご覧下さい。

また今日もいつも通りブログめぐりをしていると、新しい古本市の記事を発見しました。それは「かまくらブックフェスタ」というブックイベントです。 

9月23日(金・祝)、24日(土)の二日間、緑豊かな鎌倉のお寺の一画にあるKAYA gallery+studioで、本のお祭りを開きます。独自のポリシーをもって本や活字や言葉の活動をする出版社や出版者、書店など、本にまつわるいろんな活動をする人が集まって自慢の本を販売します。選りすぐりの本、ここでしか出会えない本、新しい本、古い本、楽しい本、美しい本……そして、おいしいお茶や軽食もご用意しています。

来月の話ですが、この紹介文を読んで、夏の暑さではない、秋の涼しさを感じたいと思いました。お寺、自慢の本、そしてお茶と軽食。この「本のお祭り」、愉しそうな気がしますが、どうでしょう。

何十回と回を重ねる古本市もいいのですが、こうした生まれたてのブックイベントも愉しそうです。新しい酒は新しい皮袋にとはもちろんのこと。いま必要なのはこうした新しい試みです。

ゴダールと女たち (講談社現代新書)