長野古本屋めぐり

8/13(土)から8/15(月)までの3日間長野に帰省していました。8/13が迎え盆、8/16が送り盆ですが、私用があり、8/15東京に帰ってきました。

長野の昼間は東京とそう変わりませんが、朝夕がかなり涼しくなります。初日実家で窓を開けて寝たのですが、朝方かなり寒く感じ、窓を閉めました。

長野にいたのが3日間でしたので、軽井沢へは行きたかったのですが、行けませんでした。であれば、長野の古本屋めぐりはぜひという思いでした。

8/14午後、つん堂さんから道順を教えてもらい、その順に見て廻りました。途中、すごい夕立があり、初めて「ゲリラ豪雨」を体験しました。

まずは「団地堂」さん。残念ながら、お休みでした。入口付近には100円均一の本が棚に箱にあり、ほしい人は勝手に100円を箱に入れ、持って行くという方式です。

しかし、さっきの激しい雨で濡れている本・新書・文庫もありました。また営業中に来てみたい古本屋さんです。何が出てくるのやら?

次に、ぱてぃお大門の近くの「光風舎」さんに行きました。ここには私好みの本が多々ありました。全分野の品揃えで、一部著者別に陳列してありました。ゆっくり一巡し、5冊購入しました。

お店の人とつん堂さんのこと、長野の古本屋さんのことを少し話しました。明日だったら、南宜堂さんがいるとのこと。お会いしたいと思っていました・・・。

遊歴書房」はそこからすぐのところにあります。入口がカフェになっています。そこにも本が並んでいるので、ここかな?と思いましたが、「遊歴書房」はその奥にありました。表示に注意!

その古本屋さんは四方本棚で古本にしては良品が並び、それなりの値づけ、きちんとした棚づくりしています。少し硬い、でも本好きな、店主の独自の世界を感じました。

それから「ひふみよ」も回りました。善光寺下駅に向かう道の途中の道は入ったところにあると聞いたのですが、この日は見つけることができませんでした。

8/15午後、どうにかもう一度「光風舎」さんに行くことができました。コメントをいただいた南宜堂さんに挨拶をし、少し一箱の話などをし、「ひふみよ」さんの場所を確認し、どうにかそこに行き着くことができました。

ここは若い、何か爽やかさを感じる古本屋というより、フック&カフェ。ちょっとオシャレな感じがしました。行くには少しわかりずらい。そこを改善してもらえたら。

一巡してなるほど昔ながらの古本屋さん、今風な古本屋さんなど様々な古本屋さんがありました。私がいた頃の長野とは様変わりをしています。それもそのはずです。もう長野を離れて?年。

でも長野で古本屋めぐりができようとは想像もしていませんでした。本好きにとって愉しみがひとつ増えました。各古本屋さんがどうにか連携し、継続してもらいたいと思います。

これは愉しい話ですが、辛い話もあります。長野市善光寺を中心とした門前町で、善光寺から長野駅に向かう中央通はきれいに整備され、大門付近も再開発されました。

しかし、昔ながらの商店街・・・私のいた頃は権堂商店街です・・・がシャッター商店街になっていました。昔を知っている人にとって、そのさびれ方に落胆します。あの頃の賑わいはまったくありません。

何か小売業の悲惨な末路を見たようで、なんとも痛ましかった。お客様が来ない商店街って? お店って? 何なのでしょう。改めて、お客様の来る店づくりを常に考えること。これが大事だと実感しました。

長野の古本屋めぐりをしながら、私の頭から権堂商店街の街並みがどうしても離れませんでした。

[長野での購入本]


         
 
 
かくも激しき希望の歳月―1966~1972        完本・建築探偵日記