朝の静寂は ・・・

暑い日が続いていますが、どうにかこうにか、しのいでいるというのが現状です。朝の5時に起き、窓を開けると、涼しい風が入ってきます。爽やかな朝が始まります。そうした中で、この記事を書いています。

こうした朝の生活もいいものです。早寝早起きは三文の得といいますが、さてどんな得があるのでしょうか。規則正しい生活は健康にいい、朝一日が静かに始まり、そして夜一日が静かに終わるということ。

かつては何かが起きることを期待し、自分でも何かをしたいと思い、日々過ごしていました。そういう時期もありますが、いまはこの当たり前の日常の繰り返しこそ、平々凡々とはしていますが、一番大事だと思うようになりました。

ある詩人がこんなことを言いました。「当たり前の一日の、朝の神聖な出産に立ち会い、生まれたての一日、今日が始まり、いつしか夜の厳粛な死去を見送り、一日が終わる。それは24時間の奇跡。」

朝の静寂は昼の喧騒よりも夜の沈黙よりも深い。そんな気がします。この記事はは今日という朝の思いです。また暑い一日が始まります。24時間を急がず、慌てず、ゆっくりと歩きたい、と思います。

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