8月の新刊

いつも新刊情報は「悪漢と密偵」と「注目の近刊・新刊」等を見てチェックをしています。今日で6月も終了。上期が終わり、下期7月が始まります。8月の新刊情報の中から、気になる新刊をピックアップしました。

■8月3日刊 高山宏 『新人文感覚1 風神の袋』
18世紀、「歩く」・「見る」 ことから一挙に花開いていった、観相学 (フィジオノミー) の発達、推理小説の技術革新、ピクチャレスクの旺盛、百科総覧による視覚文化の横溢を、洋の東西をうねくりながら、絢爛豪華に論述。 (羽鳥書店 予価12,600円)

8月に1が、9月に2が出る予定ですが、なんともこの値段が! それなりの内容であることはわかりますが、気軽に買える価格ではありません。この本は図書館に予約をしたい本です。

■8月4日刊田山花袋 『東京震災記』
1923年9月1日、関東大震災地震直後の東京の街を歩き回り、被災の実態を事細かに刻んだルポルタージュ。その時、東京はどうだったのか。歴史から学び、備えるために。(河出文庫 予価599円)

これも前々からよくブログに取り上げられている本です。まだ読んでいません。今回の大震災のことを考えると、よむべき一冊であることは確かです。田山花袋さんは小説家であると同時にこうしたルポやエッセイ等を数多く残しています。この小説家の全貌を知りたくなりました。

■8月9日刊
鴻巣友紀子 『全身翻訳家』(ちくま文庫 予価798円)
小玉武 『「洋酒天国」 とその時代』(ちくま文庫 予価1050円)

2冊とも、8月のちくま文庫の新刊です。前者は鴻巣さんの本ですので、当然購入ですが、どんな本なのでしょう。同名の単行本を探しましたが? 後者の単行本は持っているので、どうしようか検討中です。解説は誰なのでしょう。

最終講義−生き延びるための六講 (生きる技術!叢書)
ふっと
読みたくなった本