5/1新聞書評より

毎週日曜版の書評欄は必読です。そこで買いたい新刊を調べ、また目利きのブログで新刊だけでなく古本もチェックしています。

前者は朝日、日経、毎日、読売、東京/中日の書評欄に目を通します。後者は必ず見る目利きのブログ、特に6人の方々のブログには要注目です。例えば、前に紹介しました海文堂書店の平野さんのブログ記事。

朝日と日経は宅配で読み、それ以外はネットで読みます。5/1の毎日、読売、東京/中日の日曜版を見ますと、やはり気になる本が2冊ありました。

すでに当ブログでも取り上げた、クラフト・エヴィング商會の『おかしな本棚』、そしてもう一冊は新刊ではないのですが、あの堀田善衛さんの『方丈記私記』。*1 これがちくま文庫に入りました。この2冊とも、今月の購入予定の本です。

  • クラフト・エヴィング商會 『おかしな本棚』 朝日新聞出版 税込価格 1,995円
    本棚についての、本棚をめぐる、本棚のあれこれを考える本。背中が語るとっておきの本の話。

  • 堀田善衛 『方丈記私記』 筑摩書房 税込価格 735円
    著者自身の戦中体験を長明のそれに重ね、「方丈記」の世界をあざやかに浮彫りにするとともに、今日なお私たちをその深部で把えて放さぬ伝統主義的日本文化を鋭く批判する名著。毎日出版文化賞受賞


おかしな本棚        方丈記私記 (ちくま文庫)


*1:ご承知の通り、堀田さんの本のなかで、『ゴヤ』同様、おススメの1冊です。最近『ゴヤ』が全4巻揃いで2000円で店頭に並んでいました。なぜか函物も全集も売れない時代。どんどん安くなっています。そうした本はいまが買いか。いや、まだまだ値崩れする? それを待つか。ではいつ買うか。決め時に迷います。