再び、本と棚と書斎をめぐる冒険

この「本と棚と書斎をめぐる冒険」はまだやっているのでしょうか。ブログに書いたので、ちょっと不安になります。丸善ジュンク堂の公式サイトを見ても期限が見当たりません。おそらく・・・・・だろうと思います。

万一、フェアが終わっていても、サイト上にはフェアのページがあるので、それを見ればいいのです。ページを読んで、テーマ別にいい本が並んでいると思います。( こうした本の陳列ができることが羨ましい!)

なかでも、コメント付の本が5冊紹介されています。その5冊のうち、2冊を紹介します。

  • アラン・パワーズ 著 今井由美子 訳  『自宅の書棚 新装普及版』 産調出版
  自宅の書棚―本のある暮らし。本をインテリアとして生かす。



<数々の本棚がふんだんな写真で紹介されるおり、
思わず読書欲をかき立てられる。
また、読書に疲れたときに本書を手にすれば、その品の良い、
落ち着きのある意匠と装幀に心癒される。
まさにインテリア本の白眉。 >

 

  狂気について―渡辺一夫評論選 (岩波文庫)

<ユマニストとして孤高な生涯を送った著者も、意外と平凡な蔵書の悩みを抱えていたことがうかがいしれる「買書地獄」がオススメ。
ついつい本を買ってしまうあなたも、読めば思わずニヤリ、最後にはきっと勇気づけられることうけあい。>


 
 

やはり、こうしたコメントが付いている、付いていないでは読者の本への関心度がまったくちがいます。いいコメントなら付いていてほうがいいことは言うまでもありません。( よくないコメントの場合もあるので注意。)

渡辺一夫さんの『狂気について』は上記のコメントに、手書きPOPも映っている写真まで付けています。そのPOPには次のように書いてありました。

< 230ページ “ 買書地獄 ” 読書人は勇気づけられます。>

ここまで書いてもらうと、この本に気持ちが向きます。書棚にあるかないか。記憶を検索します。ある場合はそれを読みますが、ない場合は借りるか買うか。渡辺さんの本は何冊かあるので、その中にあるかどうか。

でも「買書地獄 」は読んだことがないので、まずは図書館のHPで本の有無を検索。図書館にあったので、予約しました。本を借りてから、買うかどうか決めても遅くはありません。( これが読書の流れ。)

買書地獄に陥っている皆様、ぜひ一読を、ということになります。念を押すかのように、最後のコメント。本がなければ、買おうかという気持ちにさせます。

<ついつい本を買ってしまうあなたも、読めば思わずニヤリ、最後にはきっと勇気づけられることうけあい。>

これで決まり! 担当者の熱意を企画し、編集し、開示するのがフェアです。これを紹介した担当者の熱意が十分伝わりました。