古本屋さんの一日

12/7の「古本ソムリエの日記」を読んでいると、実店舗の古本屋さんの一日がよくわかります。

この日のブログでも、定休日にかかわらず、まず買い取りに行って、次に「ブ」めぐり。なんと6店を廻り、5冊仕入れ。山本さんでさえ、こういうときもあるのです。これは驚きでした。

これだけ廻ると、眼が痛くならないのでしょうか。眼にも限度があります。私の場合は3から4店舗廻ると眼にきます。歳のせいか。それから休憩をして、また、ということになります。

<変な言い方になりますが、半分は売る自信がありますね。ただ時間がかかるでしょうが。買うのは一瞬ですが、売るのは時間がかかる。最近、このことばっかり考えてしまう。>

<買うのは簡単、売るのが難しい時代なんですね。私は本が好きなので、いい本に出会うとうれしいのですが、さてそれが売れるかどうかとなるとわからなくなるんですね。>

古本ソムリエの山本さんにこう言われると、なんとも返す言葉がありません。売るのに時間がかかる、売れるかどうかわからなくなるなど、悩みが深い気がしました。これが店主の心理なのでしょう。

山本さんはソムリエとして、いい本の紹介だけでなく、古本屋としての真情も教えてくれます。