ブログ雑感

毎日ブログめぐりをしていると、いろいろな「?」や「 。」や「!」を発見します。そうであるの「 。」は問題ないのですが、「?」の場合はどうしてということになります。このなぜを考えることも大事です。

しかし、何と言っても大事なのは「!」です。この感嘆符は新聞、本、テレビ、映画にも、そうネットの中にも、人間関係の中にもあります。そうしたメディアを通して、あっ、そうなんだということを気づかせてくれます。

だから、私たちはメディアを読むことになります。そのメディア自体もこれだけ多様化してくると、さてどうしようということになりますが、それでひるんでいてはこの情報化社会を生きていくことができません。

「?」を見つけて、その「?」を考える。次に「?」から「 。」へ。また「!」から「?」を考えることもあります。そして「 。」を見つけ出す、創り出すのです。それは読点の「 、」ではなく、句点の「 。」でなければなりません。

今日のブログから「?」と「!」を拾いました。

[1] 11/15「空犬通信」より

このブログは書店について、本について、詳しい記事を掲載しています。今日の「空犬通信」が取り上げていたのが「今日買った文庫」です。

気になったのが、深沢七郎さんの文庫の話です。これが今日の一番目の「!」です。今年10月に深沢さんの『生きているのはひまつぶし』が光文社文庫として出版されました。空犬さんはいいます。

<ちょうどちくま文庫からも2巻本のコレクションの刊行が始まったし、ちくま文庫復刊にも『滅亡対談』が含まれていたし、なんだかいいタイミング。深沢七郎、小ブームくるか? いいねえ。>


生きているのはひまつぶし (光文社文庫)        言わなければよかったのに日記 (中公文庫)


深沢七郎コレクション 流 (ちくま文庫)        深沢七郎の滅亡対談 (ちくま文庫)



こういう本が続くと、深沢さんのリバイバルを予感させます。そしてなぜ今深沢七郎なのかという「?」が生まれます。この「?」が原動力となって、この文庫を読むことになります。それにしてもにぎやかなカバーデザインです。


[2] 11/15「読書で日暮らし」より

「読書で日暮らし」はいつもいい買い物し、いい本を読んでいます。今回はいい買い物をした記事を読みました。それがいま絶版、手に入れるのもむずかしい、狐さんの本を入手したそうです。

それも「ブ」の通常棚で、何と『狐の読書快然』(洋泉社)を。これはちょいと見逃せません。私もずっと探しているのですが、いまだ出会っていません。それが「ブ」に出回るとは!/?(えっ、どうして)

Tsubuteさんはいい本を見つけます。まめに好きな本を探す方なのでしょうか。あるいは古本の神様に選ばれし人なのでしょうか。こういう話を読むと、また「ブ」めぐりをしなければ、と変な意欲がわいてきます。

さらに驚いたのが、次の文庫。これが105円! 本当にいつどこでなにを見つけるのかわかりません。これが「ブ」探検の楽しさでしょう。しかし、「ブ」のプロに聞くと、意外な発見をする確率は逓減しているといいます。


狐の読書快然        野蛮な図書目録―匿名書評の秘かな愉しみ