今日、書店に立ち寄って

ようやく秋晴れという一日。帰りに書店に立ち寄りました。すこし時間があったので、次の2冊を棚から抜き、椅子に座り読み始めました。

  • 四方田 犬彦 ・平沢 剛 編著 『1968年文化論』 毎日新聞社
    <「20世紀の転換点」たる1968年にはいかなる政治の革命、文化の革命、意識の革命が起こったか?10人の俊英が明らかにする 。>
  • 佐々木敦  『文学拡張マニュアル』 青土社
    <純文学、ミステリ、SF、現代詩…ジャンルを超えて何かが動き出そうとしている!?『ニッポンの思想』の著者が、ゼロ年代から新たなテン年代を見すえて爆読する、文芸批評の新境地。 >

前者の1968年論もいろいろな形で論じられています。四方田さんも自著『ハイスクール1968』で自分史を振り返っています。1968年という転換点の年は過去現在未来という歴史のなかにどう位置づけられるのか。それを考えるためのきっかけを与えてくれます。

ハイスクール1968 (新潮文庫)         1968年文化論

1968〈上〉若者たちの叛乱とその背景        1968〈下〉叛乱の終焉とその遺産



また後者はどこかの書評で佐々木さんの『ニッポンの思想』(講談社現代新書)を取り上げていました。朝日か毎日か。その著者が文芸批評を書き、それをまとめたものがこの本です。この本を読む前に、『ニッポンの思想』を読もうと思い、先に新書を買いました。

ニッポンの思想 (講談社現代新書)         文学拡張マニュアル ゼロ年代を超えるためのブックガイド



[本日の購入本]

松浦さんの本は単行本のほうが22.4 x 15 x 1.2 cmという変形で見た目面白い本になっています。その内容をどうにか文庫という形に押し込んでいますが、少々ムリがあるような気がします。本文を読む分には問題はないのですが、やはり器=判型は大事だと思いました。

くちぶえカタログ        くちぶえカタログ (静山社文庫)

左:単行本 右:文庫本



それから、読書欄のコーナーに行き、ほしい本をメモしました。それはつぎの3冊。借りて読んだ本もありますが、手元に置いておきたい本です。


本読みまぼろし堂目録―店主推奨700冊ブックガイド     読むことは旅をすること―私の20世紀読書紀行     文芸時評という感想