月曜日の成果は
月曜日は週末明けなので、Bでの成果を期待していませんでした。今までも何本かヒットがあって程度で、目を見張るほどのものではありませんでした。期待せずにBに行き、意外な体験は何度もしています。まずは立ち寄ることから。
最近Bに行き思うことは、携帯君たちが増えたような気がします。今日見た人たち、ひとりは携帯の操作が速い、ひとりは籠2つも確保、ひとりは社会の棚をしっかりチェックしていました。この3人、それぞれなのか、グループなのか。
携帯君たちの買う量が半端ではありません。両手で持ちきれないほどの本を籠に入れています。本当にここで「仕入」れた本が売れるのかどうか。買う人がいなければ、在庫として残ります。本は寿命の長い商品ですが、小売として過剰在庫は要注意です。
そうした光景を横目で見ながら、私は私の道を行く。いつものように棚をチェックしていきました。お店としては、土日にいい本を並べて、売上増加を図るのは普通です。となると、休み明けの月曜日はそれほど力を入れない?
でも、土日売り上げて少なくなった分を補充したり、持ち込まれた買取本を陳列したり、意外な本が紛れていることもあります。確率としては低いのですが、そうしたところが月曜日の狙い目でしょうか。
[本日の購入本]
- 篠山紀信・中平卓馬 『決闘写真論』 朝日文庫
- 林秀彦 『文士の時代』 朝日文庫
- 徳川夢声 『夢声戦争日記抄』 中公文庫
- 新川和江 『新川和江詩集』 ハルキ文庫
- 山口文憲 『燃えないゴミの日』 平凡社
- 田中一光 『田中一光自伝 われらデザインの時代』 白水社
- 柴田南雄 『音楽にしひがし』 青土社
- 宮西忠正 『安部公房・荒野の人』 菁柿堂
以上、月曜日のまずまずの成果でした。これらの本を見ながら、『決闘写真論』『夢声戦争日記抄』は少しドキッとしました。その他もダブりがなく、いい本が手に入りました。月曜日といえども、こういうこともあるのです。
ですから、先入観と持たず、足まめに古本屋めぐりをすること。過去の実績により、効率よく店を廻ること。在庫を考え、できる限り厳選すること。常に販路を考えること。これからはこうしたことを心がけたいと思います。
※画像が表示されません。何らかのトラブル? しばらく経って、もう一度やってみます。