ベストセラーを読みますか

ブログめぐりをしていて、「紀伊國屋書店 文庫本週間ベストセラー」を見つけました。文庫のベスト10なのですが、この中で読みたい、あるいは買いたいという文庫がありません。本当にないのか、と自問自答しましたが、ないのです。

紀伊國屋書店 文庫本週間ベストセラー(2010年08月16〜22日)

1 阪急電車 有川浩 幻冬舎 10/08 533円
2 夜明けの街で 東野圭吾 角川書店 10/07  629円
3 永遠の0 百田尚樹 講談社 09/07 876円
4 ハナミズキ 吉田紀子 幻冬舎 10/07 495円
5 ずっと、スタンド・バイ・ミ−下 賀東招二 富士見書房 10/08 580円
6 告白 湊かなえ 双葉社 10/04 619円
7 こころげそう 畠中恵 光文社 10/08 590円
8 東京島 桐野夏生 新潮社 10/05 552円
9 美丘 石田衣良 角川書店 09/02  514円
10 カラフル 森絵都 文藝春秋 07/09 505円

いまの小説を少しは読まないといけない。そう思うのですが、ではどの本をということになると、二の足を踏んでしまいます。ベストセラーだから読むのではありません。これらの作品はいまの時代といまのあなたとどこかでシンクロしています。その予感があるから、読みたいと思うのです。

このベスト10の中からといっても、どうしてもその選択ができませんでした。この中から買おうと思う本はありません。気持が動かないのです。では、今月買おうと思った文庫本は、何かというと、次の2冊です。ベストセラーではないのですが、何かを予感します。


エレクトラ―中上健次の生涯 (文春文庫)        寡黙なる巨人 (集英社文庫)