吉本隆明と田中優子の本
今日の「新聞・TVで話題の本」を見ていると、何と吉本隆明さんの本がかなり紹介されていました。何かあったのか。「本よみうり堂」をチェックすると、「HONライン倶楽部」で吉本さんが取り上げられていました。
そこで紹介されていた本が「新聞・TVで話題の本」にも掲載されていたのです。因みに、その本は次の通り。
- 『最後の親鸞』 ちくま学芸文庫
- 『吉本隆明詩全集5』(定本詩集 1946-1968) 思潮社
- 『マチウ書試論・転向論』 講談社文芸文庫
- 『心的現象論本論』 文化科学高等研究院出版局
- 『書物の解体学』 講談社文芸文庫
- 『日本近代文学の名作』 新潮文庫
- 『良寛』 春秋社
- 『甦るヴェイユ』 MC新書 洋泉社
吉本さんの本も絞り込むには難しいのですが、上記の本を読むだけでも、吉本さんの感じ方・考え方がわかるのではないでしょうか。敢えて入門書として加えたいのが『詩人・評論家・作家のための言語論』(メタローグ)でしょうか。
さらに、読売新聞で取り上げていた本ですが、これも気を引く一冊です。
この新書のコメント。
<「土手ェ歩ッてて、財布拾っちゃったンだョ」 「何だってそんなドジなことするンでィ」 (落語『三方一両損』より) 金は貯めない。その日のうちに使い切る。ましてや落ちてる金を拾うなんて――金離れがよく、物事に執着しない「江戸っ子」の美学は、どのように育まれたのか? 落語に息づく人々の暮らしをひもとけば、現代人が忘れてしまった、まっとうな「しあわせ」が見えてくる。江戸の社会・文化を渉猟し、現代への明敏な批判としてよみがえらせてきた気鋭の江戸学者が世に問う、初めての本格的「落語論」。>
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