プロジェクト「本棚と私たち」

ブログめぐりをしていると、日々新た、サイト情報が更新されています。「Books News」の中から、「ITmedia News」と「マイコミジャーナル」で取り上げていた記事に関心を持ちました。

ITmedia News」のタイトルは「「著名人の本棚」で読書はいかが? DNP佐野元春さんら参加する書籍ギャラリー、“Web本棚”と連動 (2010-07-16)」。「マイコミジャーナル」のタイトルは「DNP、新しい読書体験の展示と読書コミュニティサイトをオープン (2010-07-16)」です。

早速、各ページを閲覧すると、<大日本印刷は、2010年の国民読書年に向けた文化活動の一環として、著名人によるさまざまな分野の専門家が選んだ本を陳列した本棚の展示や、本棚をテーマにした新しい読書体験を生活者に提供するプロジェクト「本棚と私たち」をスタートする>と書いてあります。

このプロジェクトで具体的にやることは次の通りです

1. 3331 Arts Chiyoda*1内に「読書コミュニティスペース」をオープンする。
2. 著名人によるさまざまな分野の専門家が選んだ本を陳列した本棚「私がみたいあの人の本棚」を企画展示する。
3. 「アーツ千代田3331で見る現代アート・写真・デザイン・webを知る200冊」等を企画する。
4. Webサイト上では松岡正剛氏が所長を務める編集工学研究所と連携し、本棚をテーマとしたコミュニティ作りの場「本棚と私たち」を提供する。
5. ユーザーがWebサイト上で好きな本を選んでオリジナルのバーチャル本棚を作り公開する。

以上の企画が進んでいます。

大日本印刷*2が主導のかたちで、「本棚と私たち」というプロジェクトが進んでいきます。上記の通り、いろいろなことを実施する予定です。今年は国民読書年といっても、いまいち盛り上がりに欠けています。それを再度活性化する上にはこういうことも必要だと思います。

まずは「本棚と私たち」のサイトを見てみたいと思います。

本棚            本棚〈2〉


*1:旧練成中学校を改修して誕生した3331 Arts Chiyodaは、さまざまなジャンルの第一線で活躍するアーティストやクリエーターたちがそれぞれの表現を自由に発信する場所です。

*2:最近の大日本印刷DNPの動きがとりわけ目立っています。書店のグループ化や電子書籍への取り組みなど、いずれの出版社よりもいち早く取り組んでいます。それだけ印刷会社としての強い危機感を持っているからでしょう。