世界レベルということ

今日、結婚式があり、夜遅く帰宅しました。戻ってきて、ウルグアイ vs 韓国の試合を見て、2-1でウルグアイが勝ち、韓国が敗れました。雨の中、1点めぐり攻防は見応えがありました。

ベスト8への戦いは厳しさを増し、いい試合が見れると思います。トーナメント制ですから、負ければ終わりという冷酷なルールの下、勝とうとする必死さが今まで以上にいい試合にするでしょう。

ワールドカップの試合を見て思ったのは、世界レベルの高さです。

サッカーも試合ですから必ず勝ち負けがあります。しかしその結果に至るまでの過程の中で、個人と組織が一つのボールをめぐり、しのぎを削り合うのです。

その中で、個人も組織もレベルアップをする。ワールドカップのように大きな試合であればあるほど、個人を組織を成長させます。

世界レベルはサッカーだけでなく、政治、経済、社会、文化等のそれぞれの分野で求められています。そのレベルがどんなものかをワールドカップは見せてくれます。

まず見ること! そして理解し、 めざせ! ですね。

では、世界レベルで仕事をする場合には、まず言葉が問題になります。「内田樹の研究室」で次のような記事を読みました。

<日本の企業ではすでに日産と楽天公用語を英語にしているが、ユニクロも「日本のオフィスも含めて、幹部による会議や文書は基本的に英語とする」ことになった。
柳井正会長兼社長は「日本の会社が世界企業として生き残るため」と語っている。
海外で業務ができる最低限の基準として、TOEIC700点以上の取得を求めるのだそうである。>

これが世界企業をめざすユニクロの当然の方策だと思います。しかし、内田さんは次のように条件を付けています。

<私自身は「リンガ・フランカ論」でも書いたように、国際共通語の習得は日本人に必須のものだと思っている。

ただ、その習得プロセスにおいては、決して「言語運用能力」と「知的能力」を同一視してはならない、ということをルール化しなければ「植民地主義的」なマインドと「買弁資本的おべんちゃら野郎」を再生産するリスクが高いということは繰り返し強調しておかなければならない。>

この内田さんの意見に同感です。