6月の新刊紹介

悪漢と密偵」に6月の新刊が掲載されていました。来月の新刊が発表されるのはちょうど今頃でしょうか。6月の新刊の中から気になる本をメモしておきます。

ブログで読んだのか、話を聞いたのか、ル・クレジオの本が取り上げられていました。私にとっては「懐かしい」作家の一人ですが、いま、なぜ、ル・クレジオなのか。この点、気になるところです。

次は光文社の古典新訳文庫。新訳が注目また評価され、光文社文庫が周知されました。6月の新刊はマルクスの『経済学・哲学草稿』を長谷川宏さんが訳します。長谷川さんといえば、ヘーゲルですが。

最後の平岡正明さんの本は「芸能評論決定版」だといいます。平岡さんが亡くなってから、数多くの著書が出版されています。これもその一冊。虎は死してか。

<「俺は楽しんだのだ、町に出て芸能にぶつかる生活を」と言う著者が、山下洋輔セシル・テイラーのジャズ一騎打ちから、渚ようこ、落語・毒落語快楽亭ブラックテルミン巻上公一、演歌、江戸物、音曲、フラメンコまで、独自の視点で疾走するように書いた芸能評論決定版>