6月の新刊紹介
「悪漢と密偵」に6月の新刊が掲載されていました。来月の新刊が発表されるのはちょうど今頃でしょうか。6月の新刊の中から気になる本をメモしておきます。
- ル・クレジオ/齋藤ゆかり 『悪魔祓い』岩波文庫 6/16 1,260
- 美輪明宏 『美輪明宏が語る寺山修司』 角川文庫 6/25 609
- マルクス/長谷川宏 『経済学・哲学草稿』 古典新訳文庫 6/10
- 四方田犬彦 『先生とわたし』 新潮文庫 6/29 500
- 開高健 『開高健の文学論』 中公文庫 6/23 -
- 平岡正明 『芸能の秘蹟』 七つ森書館 5/1 2,100
ブログで読んだのか、話を聞いたのか、ル・クレジオの本が取り上げられていました。私にとっては「懐かしい」作家の一人ですが、いま、なぜ、ル・クレジオなのか。この点、気になるところです。
次は光文社の古典新訳文庫。新訳が注目また評価され、光文社文庫が周知されました。6月の新刊はマルクスの『経済学・哲学草稿』を長谷川宏さんが訳します。長谷川さんといえば、ヘーゲルですが。
最後の平岡正明さんの本は「芸能評論決定版」だといいます。平岡さんが亡くなってから、数多くの著書が出版されています。これもその一冊。虎は死してか。
<「俺は楽しんだのだ、町に出て芸能にぶつかる生活を」と言う著者が、山下洋輔&セシル・テイラーのジャズ一騎打ちから、渚ようこ、落語・毒落語快楽亭ブラック、テルミン・巻上公一、演歌、江戸物、音曲、フラメンコまで、独自の視点で疾走するように書いた芸能評論決定版>