水曜日は古本の日
個人的なのですが、水曜日は古本の日とし、古本屋めぐりをしています。1週間のうち、そういう日が一日あればいいな、そんな思いから古本の日を設定しました。
そういう決めると、一週間の中間点で古本屋を廻り、リフレッシュし、後半に臨む、という流れがいまの日常です。そして、週末の古本イベントにはできるだけ顔を出すようにしています。
昨日も水曜日でしたので、古本屋めぐりをしました。購入した本は次の本です。最近の傾向としては単行本でいい本が少なくなりました。勢い文庫に力を入れることになります。
そうした中で、一冊でもいい本に出会うと、週末が愉しくになります。購入した本を全て読めればいいのですが、そういうわけにもいきません。その週買った本の中から、一番読みたい本を週末読むようにしています。
- 金子光晴 『ねむれ巴里』 (中公文庫)
- 土門拳 『古寺を訪ねて』 (小学館文庫)
- 袖井林二郎 『夢二のアメリカ』 (集英社文庫)
- 星野博美 『のりたまと煙突』 (文春文庫)
- 山崎努 『俳優のノート』 (文春文庫)
- 池内紀 『異国を楽しむ』 (中公新書)
- 新宮一成 『ラカンの精神分析』 (講談社現代新書)
- 祖父江慎ほか 『グラフィック・デザイナーの仕事』 (平凡社)
こう並べてみると、購入する理由はそれなりにあるものです。
今回の一番はというと、何といっても袖井さんの『夢二のアメリカ』でしょう。この文庫はおそらく絶版で、書店の棚では見ることのない本です。文中、写真や図録が多くあり、それだけでも買う価値ありです。
また、平凡社の『グラフィック・デザイナーの仕事』は「太陽レクチャー・ブック」の一冊です。その中でクラフト・エヴィング商會が取り上げられていたので購入しました。ここのすべての本=作品を蒐集したい!と思っています。
と、一冊ごとにそれなりの「講釈」がつきますので、これくらいにしておきます。では今週末はというと、やはり『夢二のアメリカ』を読みたいと思います。明日天気が崩れるそうですが、週末は好天との予報です。