春の「一箱古本市」終了

初夏の陽射しが眩しい。4月後半から天気には裏切られ、すっきりと春を感じることができませんでした。しかし、先週からようやく春らしくなり、GWはさわやかな初夏を感じる陽気になりました。

今日も再び「一箱古本市」へ。

まずは根津下車、往来堂書店をめざし、そこからスタートしました。TOKYOBIKE no OFFICEへ。向かいにGallery Jin + classicoがあり、そこで「トンブリン」を発見。箱をテーマにした品揃えも良かった。

そして、あの箱。実際に見ると、なかなかの代物でした。店主の方はいなかったのですが、担当の女性から一箱用の箱の説明を聞きました。これは確かにいい! かなりニッチな商品ですが、ニッチだからこそ、ヒットの可能性ありか。

また、順繰りに廻る中で、昨年当店もお世話になった「特別養護老人ホーム谷中」で、書店名は失念しましたが、2店舗とコシヅカハムで3店舗ほど気になるお店がありました。

コシヅカハムの前にはとりさんがお店を出していました。とりさんもしっかりと出品用の箱を木で作っていました。(美術の先生でしたか?)これもなかなか以上のもので、いい仕上がりでした。木ですから重さは仕方ないとしても。

同じ場所で、品揃えがなかなかの箱もありましたが、おそらくオープンしてかなり売れたのではと想像するところもありました。やはり、古本イベントは何より一番手をです。

それから、花歩を廻り、最後の拠点、古書ほうろうへ。これでも今年の春の一箱古本市は終了となります。午後の出遅れのため、買う人としては少々不満が残りました。

しかし、こういう機会でないと、会うことができない方々にも会え、良かったと思います。とみきち屋さん、古本Tさん、ダイバーの堀野さんなど、常連の皆さんにも会うことができました。

天気もよく、今年の一箱古本市は本当に最高でした。今日もまた一箱で見てしまい、外市ほかの古本イベントを見ることができませんでした。ご容赦の程。

これでGWの連休の前半の行事が終わりました。振り返れば、今回の一箱古本市ではテーマづくり、品揃え、箱づくりを含んだ出品方法など検討すべき点が多々ありました。

今回の皆さんの創意工夫を参考しながら、次回の一箱古本市では、いい本を、いい展示でお見せしたいと思っています。

ツーダン満塁        ユリイカ2002年10月臨時増刊号 総特集=矢川澄子 不滅の少女