ジュンク堂書店公式サイトに注目

ジュンク堂書店公式サイトが4月から(あるいはそれ以前から)新しい試みをしています。書店の公式サイトを見ると、どうしてもジュンク堂書店だけが際立っているように見えるのは私だけでしょうか。

ジュンク堂書店のサイトと他の書店のサイトを比べて、次の2つの特色があるように思いました。

まず第一は以前にも増して「書店員のおすすめ本」に力を入れているように思います。今まではそのまま見るだけの箇所でしたが、ジャンル別に担当者が実際に読んで推薦する本を掲載しています。

担当者自身のおすすめの理由や感想を書き入れるともっと効果的になると思います。サイト上でその本のPOPを公開してもいいと思いますが、どうでしょう。

第二に上げられるのは「WEBほんのしるべ」が充実してきたことでしょうか。ここにはいろいろな棚が準備され、その棚に並んでいる本を見ること、読むことができます。

これからは単に本を読むのではなく、本という点の発想でなく、線の発想、面の発想をすることが必要です。既成のジャンルごとではなく、新規のつながりごとの構成を考えること。松岡正剛さんの「編集力」が求められています。

そうした発想力と想像力で「編集者の棚」「連想本棚」「年代の棚」などの新しい棚づくりに力を入れています。

これからも引き続き、書店の定点観測を続けたいと思います。サイト・チェックをしている書店は次の通りです。



ふるぽん秘境めぐり (最終日は18:30で終了)