今日は寒い一日
朝から小雪がちらつく始まりでした。雪になるかと思っていたのですが、雪から霙、霙から雨の寒い一日でした。曇りぐらいだと「羽鳥書店まつり」に行けたのですが、この寒さに負け、行けませんでした。
しかし、午後、急ぎの注文があり、新宿の郵便局まで行ってきました。なぜか、いつもより多くの人が並んでいました。街は先週の土日からバレンタインデー商戦。前日の今日はひときわ賑わっていました。
このバレンタインデーもつくられた記念日でしたが、いつの間にか年間の記念日になってしまいました。これが不思議。しかし、そういう日もないと、1年が平らな日ばかりになってしまいます。
新宿の帰りに、ついでにBに立ち寄りました。 「ついでに」はいい言い訳です。外に出たら、書店か新古書店か古本屋に必ず入ります。これは書痴の習性ですから、仕方がありません。
いつものように棚を見て回りましたが、収穫なし。帰り際に補充用の棚を見ると、いい本が並んでいました。まだ棚入れする前ですが、そこから何冊かを抜きました。これで今日ゼロではなくなりました。
- 串田孫一 『雲・山・太陽−串田孫一随想集』 (講談社文芸文庫)
- 萩原朔太郎 『猫町』 (岩波文庫)
- 井伏鱒二 『荻窪風土記』 (新潮文庫)
- 沢村貞子 『私の浅草』 (新潮文庫)
- 江國滋 『東京博覧会−70年代グラフィティ』 (講談社文庫)
特に串田さんの随想集は良しでしょう。講談社学芸文庫は解説・年譜・著書目録と内容が充実しています。また、荻原朔太郎の小品集は清岡卓行さんが編集をしているので買いました。
あと井伏さん、沢村さんの本はダブリでした。最後の江國さんの本は副題で70年代グラフィティとあるように、70年代のあれこれをイラストとエッセイで紹介しています。読むのが愉しみな一冊です。