1/15 今日の切抜帖から

第142回芥川賞直木賞 (1/14 asahi.com>ニュース>文化)

<第142回芥川賞直木賞日本文学振興会主催)の選考会が14日、東京・築地の料亭「新喜楽」で開かれ、直木賞佐々木譲(じょう)さん(59)の「廃墟(はいきょ)に乞(こ)う」(文芸春秋)と白石一文さん(51)の「ほかならぬ人へ」(祥伝社)が選ばれた。白石さんの父は直木賞作家の故白石一郎さんで、初の親子受賞となる。芥川賞は1999年の第121回以来の該当作なしと決まった。副賞は各100万円。授賞式は2月19日午後6時から東京・丸の内の東京会館で開かれる。>

廃墟に乞う       ほかならぬ人へ



芥川賞が1999年から該当作品なしが気になりますが、そういう時代になったのでしょうか。本に関する情報として掲載。

坪内祐三のベスト3 (1/14 「JUNK」)

《2008年度私のベスト3》


ボン書店の幻―モダニズム出版社の光と影 (ちくま文庫)       おかしな時代



《2009年度私のベスト3》

  • 石川九楊『近代書史』
  • 小西甚一『日本文藝史【別巻】日本文学原論』
  • 加藤郁乎『俳の山なみ』


近代書史    日本文学原論 付 日本文藝史全巻索引 日本文藝史 別巻    俳の山なみ  粋で洒脱な風流人帖


 

この「JUNK」は今年当店のアンテナ@四谷書房に登録し紹介しました。そこからの記事です。2008年の掲載本は知っていましたが、昨年(2009年)のベスト3は知りませんでした。高い本です。次に読む本として参考に。

「キノベス09」より

キノベス09」は紀伊國屋書店スタッフがおすすめする昨年のベスト30です。各スタッフがマイベストを上げています。その中でどうしても気になる一冊を紹介します。

<第26位 『図書館 愛書家の楽園』 アルベルト・マングェル
ホルヘ・ルイス・ボルヘスの友人でもあるマングェルが描いた、図書館にまつわるあらゆる事柄を収めた本。失われた伝説のアレクサンドリア図書館やボルヘスが勤めた図書館、ラブレーの掲げた実在しない書物やジュール・ヴェルヌの『海底二万里』に現れるネモ船長の書斎まで、本の風景に溢れた一冊で、読み終えると書斎が欲しくてたまらなくなる。>


図書館 愛書家の楽園



どうしても「図書館」、「書斎」ということばに弱い。敏感に反応してしまいます。これは理論理屈ではなく、条件反射。<本の風景に溢れた一冊>とくると、心が動き、体も動きます。