1/14 今日の切抜帖から

文化出版局の2誌休刊 (2010年1月13日 読売新聞)
文化出版局は12日、ファッション雑誌「ハイファッション」を2月27日発売の4月号で、生活美術雑誌の季刊「銀花」を2月25日発売の161号で休刊すると発表した。

「ハイファッション」は1960年創刊され、海外の最新モードを伝えてきた。今後、ネットで情報発信することも検討している。同社は「市場環境の変化や情報ソースの多様化などが休刊の理由」と説明している。>

文化出版局も、という印象です。もう雑誌の休刊にさして驚かなくなりました。淘汰の時代といえば、それでかたがついてしまいます。もう明らかに雑誌の時代ではないということは実感します。となると、何の時代? Kindleの時代ですか!?

high fashion ( ハイファッション ) 2010年 02月号 [雑誌]       銀花 2009年 12月号 [雑誌]



The Evolution of the Book

<紀元前3500年のシュメール人の粘土に刻まれた楔形文字から始まり、1440年グーテンベルグ印刷機を発明し・・・、という「本の歴史」の資料がオンライン大学BestCollegesOnlineである。最後はKindleに今はなっているが、その次には何が来るだろう。>

Kindleの登場はそれだけ大きなインパクトを持っているのです。今年、Kindleがどういうかたちで普及するのか。興味津々です。

(ソース:BestColleges Oneline;The Evolution of the Book)

写真評論家 飯沢耕太郎『写真的思考』 (1/13 「アセンス書店日記」)

<写真における神話的想像力の働き、「見る=考える」ことの醍醐味についての考察を読み解くことができます。

私なんてモノが恐れ多いのは百も承知ですが、写真集好きとしては一度はお話してみたい人物のおひとりです。キノコ切手収集家、きのこ文学研究家という方向のお話も聞いてみたいですが、実際にそんな幸運が訪れてもお話をどれだけ私に理解できるやら・・・・・・。そんな心配は不要かもしれないけれど、もしも (!?)のためにも著書を読んでおかなければと思う訳です。
写真評論で日本で一番信用され続けている飯沢耕太郎の対談やコラム、序文やあとがきを読むことは多いけれど、これは本格的な写真論。オススメです。>
飯沢耕太郎『写真的思考』はコメントにあるように、<本格的な写真論>だそうです。であれば、書店で手に取りたい一冊ですが、その内容はどうでしょうか。

写真的思考 (河出ブックス) (河出ブックス 8)       写真とことば―写真家二十五人、かく語りき (集英社新書)



〈2010年底からの旅:4〉 古井由吉さん(作家)
(1/14 asahi.com > エンタメ > BOOK) 

土俵際での表現に期待

<「どうでしょう。文学者もまた同じようにデジタル化したことばの兵糧攻めにあっているのですから。ただ、表現というものは土俵際に追いつめられたときにしか出てこないものです。」>

このことは質問者が<では、今こそ、ことばが復権する時では?>ということに対しての回答です。古井さんはまだ追い詰められていないとは考えているようです。新しい表現は本当に!追い詰められた時に生まれてくるものです。

人生の色気