虫明亜呂無さんの本

すでに5連休も半ばです。この連休をシルバーウィークというそうです。毎年連休が増えているような気がします。それはそれで喜ばしいことですが、徐々に連続出場の疲れが出てきています。

今日は仕事で外出をしました。連休だというのに。午後仕事が早めに終わり、神保町に立ち寄りました。古本屋めぐりをしましたが、閑散としていました。この連休でも神保町まで来ないのか。

人が来ない。本を買わない。街が動かない。この状態が出版不況の深刻さを物語っています。かつての神保町のあの賑わいはどこへ。街に賑わいがないと、活気がなくなり、衰えていくしかありません。

さて神保町のこれからが心配になります。第3者が心配する以上に、古本屋さんが真剣に悩んでいます。何年が経ちましたが、いまだ新しい状況が生まれているわけではありません。

神保町古本屋めぐりの最後に、「ふるぽん秘境めぐり」でお世話になったブック・ダイバーに行き、精算を済ませ、店主と先の「ふるぽん非常めぐり」のこと、「みちくさ市」のことなどを話しました。

この秋の企画は10月10日(土)の「秋も一箱古本市」を残すばかりです。次回の「みちくさ市」も11月23日(月・祝日)に開催されます。仕事の都合がつけば参加したいと思っています。

帰りに古本屋さんで虫明亜呂無さんの『時さえ忘れて』(筑摩書房)を見つけました。読み始めると、まさに時さえ忘れて、読み続けています。それだけいい内容です。

このスポーツエッセイを読んで、スポーツライターとしての虫明亜呂無さんを改めて評価したいと思いました。

※下の表紙画像はちくま文庫の『時さえ忘れて』のもので、単行本の表紙ではありません。

時さえ忘れて (ちくま文庫)