「みちくさ市」体験記

本日、「第3回 鬼子母神通り みちくさ市」が開催されました。天気快晴、古本市には絶好の日和となりました。秋から夏に逆戻り、昼の陽射しが痛いくらいでした。

昨日「ふるぽん秘境めぐり」を終えて、夜遅くまで本の準備をし、今日参加しました。「みちくさ市」に出店するのは今回が初めて。見に来たことはあるのですが、どんな古本市なのか。

会場では一箱古本市の常連さんが出店準備をしており、まずとみきち屋さんに挨拶。そして本部に登録、退屈男さんが指定の出店場所「花結び」隣個人宅駐車場に案内してくれました。

当店以外出店したのが「古本くちびるごう」「JUNGLE BOOKS」ともにご一緒するのが初めてでした。挨拶もそこそこに、すぐに出店準備に取りかかりました。

10時過ぎぐらいからお客様が店先を覗き始めました。「みちくさ市」はなんとなく始まりました。11時くらいから人通りが増えました。これまた漫々と本が売れ、ゆっくりと時が流れました。

午後から各店を見て歩きましたが、わめぞの店、北方人さんの店、とみきち屋さんの店、紅屋さんの店、モンガ堂さんの店など一箱の常連さんと本や古本市の話をしました。これが愉しい!

今回は買うまいと意を決めていましたが、その意がなんとも軟弱! 買うか買わないか。そうこうしているうちに、別の人がその本を買ってしまいました。

やはり思い立ったが吉日です。タイミングというのがあります。これを逃がすと後悔ばかりが残ります。という理由をつけながら、とうとう一冊買ってしまいました。

  • 武満徹 『時間の園丁』(新潮社)


時間(とき)の園丁



武満さんの本を集めているのですが、そうそう出回る本でもなく、出ても値段が高く、手が届きません。今回は北方人さんの箱から買いました。

午後は西日が強く、難行苦行でしたが、それなりに売上も上がりました。本の冊数はそれほど多くはなかったのですが、500円本が結構売れたために単価がアップし、目標を達成することができました。

そして4時になると、なんとなく終了。撤収・移動という終わりの作業の速さは当店の身上です。すばやく作業を完了。三々五々家路に向かいました。

今回ご一緒させていただきました「古本くちびるごう」「JUNGLE BOOKS」の皆様、「みちくさ市」の事務局の皆様、お世話になりました。

岡崎武志さん、黒岩比佐子さん、南陀楼さんはじめ、多くの方にご来場いただきありがとうございました。深く感謝致します。また一箱でお会いできることを愉しみにしています。

( これでやっと、ひと息。あまりムリをしてはいけません。)