8月の新刊文庫
「東川端参丁目の備忘録」に8月の新刊文庫が並んでいました。また面白そうな文庫があります。気になったものをいくつか。
- 開高健『白いページ』(光文社文庫) 8/6 −
- 本田靖春『疵花形敬とその時代』(ちくま文庫) 8/10 819円
- 鹿島茂『ナポレオン フーシェ タレーラン 情念戦争1789−1815』(講談社学術文庫) 8/10 −
- 内田魯庵『貘の舌』(ウェッジ文庫) 8/20 780円
- 食満南北『芝居随想 作者部屋から』(ウェッジ文庫) 8/20 780円
こう挙げると、まずウェッジ文庫の2冊は見てみたいと思います。まだ書店ではウェッジ文庫といってもピンとこない店員さんもいますが、毎回予想を裏切る文庫を出してくれて、今一番愉しみな文庫です。
光文社は開高健ルポルタージュ選集を出してから、次にこの開高さんの文庫を出します。開高さんの本を見かけなくなったので、こうした形で復活することはいいことです。
本田さんの文庫は本来文春文庫にあった記憶があるのですが、これがちくま文庫から出版されます。この解説は誰が。再刊される場合にこの点が気になる点です。
鹿島さんの文庫は東川端さんも言っているように文庫になるのが早い気もします。しかし鹿島さんの本が一冊増えることは私にとっては良しです。