読書ブログから

まずは「文庫本大好き」の「中公新書 通巻2000点」から。

先に取り上げた『中公新書の森』(中央公論新社)非売品が<読売新聞によると、この冊子は用意した4万部はすぐなくなり、2万部を増刷したとのこと。> これもめずらしい。

さらに「中公新書売り上げベスト10」が掲載されていたので転載しました。

〈1〉野口悠紀雄『「超」整理法』(1993) 102万3000
〈2〉川喜田二郎『発想法』(1967)
〈3〉木下是雄『理科系の作文技術』(1981)
〈4〉本川達雄『ゾウの時間 ネズミの時間』(1992)
〈5〉野口悠紀雄『続「超」整理法・時間編』(1995)
〈6〉川喜田二郎『続・発想法』(1970)
〈7〉野崎昭弘『詭弁論理学』(1976)
〈8〉宮崎義一『複合不況』(1992)
〈9〉神坂次郎『元禄御畳奉行の日記』(1984
〈10〉諏訪邦夫『パソコンをどう使うか』(1995)

この中で今手元にないのが野崎昭弘『詭弁論理学』の1冊。またどこかで入手しようと思います。このランキングを見て、なるほどと思いました。1冊挙げるとすると、本川達雄『ゾウの時間 ネズミの時間』でしょうか。

もうひとつは「迂路探険」のブログから。これは何と言っても凄い!の一言。こういう人もいるのです。

<なかなか手に入らなかったヴァレリーラルボー全集(全巻揃10巻、ガリマール)、草森本のほぼ全てを、日本の古本屋やamazonを駆使して、入手*1。ラルボー全集は神保町田村ではなく、高円寺戸丸で購う。>(高円寺都丸か)

註を見ると、<20万くらいかかった。>と書いてありました。本当に唖然としてしまいました。これ程までに本を蒐集する人がいるのです。

そして、こう結んでいます。

<金かかったってしょうがないや。生まれる前に、物心つく前に、これだけ面白いこと書いている文人たちがいるのだから。>

参った! そして脱帽。