久しぶりに単行本を
今日は仕事に出ることになってしまいました。とはいえ、天気は上々。仕事を終えてから、足は古本屋さんへ。そこで久しぶりに単行本をなんと5冊!購入しました。
古本屋めぐりをしてもなかなかいい単行本に出会うことがなく、嘆くばかりでしたが、今日は別でした。それでもまだ十分納得できるものではありませんが、まずは良しか。
- 柳瀬尚紀 『日本語は天才である』 (新潮社)
- 吉田秀和 『私の時間』 (海竜社)
- 清水茂 『サン・ランベール界隈から』 (小沢書店)
- 神品芳夫 『ドイツ 冬の旅』 (小沢書店)
- 長田弘 『深呼吸の必要』 (晶文社)
この本のなかで、小沢書店の本の装幀がなんとも端正で上質です。清水茂さんの本は小沢コレクション23で、洗練された仕上がりとなっています。
今は無き小沢書店は装幀から編集に至るまで自社ポリシーのあった書店でした。しかし、ポリシーだけでは残念ながら生き延びることができません。これは自らが実証しています。
2000年秋に倒産した小沢書店の元社長の本が長谷川郁夫『藝文往来』(平凡社)であることは言うまでもありません。