6月の新刊文庫

悪漢と密偵」が6月の新刊文庫を紹介していました。その中から気になって文庫をピックアップすると、次の通りです。

金井美恵子『目白雑録(2)』は現在(3)が出版され、読書ブログでも何人かの方々が取り上げていました。

またウェッジ文庫ですが、

柳澤慎一『明治・大正スクラッチノイズ』の内容は<1868年の明治時代から1925年の大正時代までの、日本と外国のエピソードを紹介。力道山と東富士、アメリカのショウビジネス界、キートンチャップリンなど、時代のスクラッチノイズが満載。>

といいます。気になる1冊です。

この著者を見ると、やはり列挙せざるを得ません。講談社文芸文庫ですが、そう簡単に売れるわけではないので、この価格は仕方がないのかもしれません。

鹿島茂『歴史の風 書物の帆』は筑摩書房から出版された書評集です。それが小学館文庫から文庫として出ます。ちくま文庫でもいいような気がしますが、これは買いたい1冊です。

講談社学芸文庫同様に、ちくま学芸文庫も頑張っています。価格はちくまの方が全体的に若干安いか。この2つの文庫はこれからも注目です。

  • 森銑三 『落葉籠(下)』 中公文庫 880円 6/23

5月に『落葉籠(上)』が出版されます。2分冊の(下)です。こうした本をこれからも出してもらいたいと思います。中公文庫に期待するところ大です。