池田晶子さんの遺稿集

4月12日(日)の「カバーデザインのこと」で紹介しました池田晶子さんの遺稿集3冊について補足しておきます。

今日の日経新聞の書評欄「活字の海で」を読んでいると、新人の売り出しでも出版社の共同・連携が進んでおり、この池田さんの本も<緩やかに連携する形で出版された>と書いてありました。

実はこの3冊はひとつの出版社の本ではありません。『魂とは何か』はトランスビューから、『私は何か』は講談社から、『死とは何か』は毎日新聞社から発売されました。

先のブログではカバーデザインのことしか触れませんでしたが、このように各出版社が連携して出版した3冊だったのです。その3冊とも菊地信義さんの装幀です。

記者は今後<出版社の垣根を越えた企画が現場で生まれる可能性が高い>と結んでいます。出版社も合従連衡の時代に入ったと言えます。