「ブ」への初詣
年末年始休暇も終了し、社会全体が動き始めました。今日仕事始めという会社が多いのではないでしょうか。またいつもの日常に戻ります。
古本も買い始め。今日「ブ」へ立ち寄りました。読書ブログを読んでいると、それぞれが「ブ」へ初詣を済ませています。例えば「空想書店 書肆紅屋」のように、また「風太郎の気ままな水先案内」のように。
久しぶりに棚を一巡し、まず単行本は収穫なし。次に新書文庫の棚へ。これもめぼしいものがなく、一旦ブレイク。再度一巡し、次の5冊の本を購入しました。
- 松山巌 『建築はほほえむ』(西田書店)
- 尾崎真理子『現代日本の小説』(ちくまプリマー新書)
- 福田和也『大丈夫な日本』(文春新書)
- 澁澤龍彦『夢の宇宙誌』(河出文庫)
- ジョン・ダワー『吉田茂とその時代』(中公文庫)
この5冊の中でも、松山巌『建築はほほえむ』は掘出し物でした。新書サイズなのに、なぜか単行本の棚に紛れていました。冒頭、萩原朔太郎の「大工の弟子」の詩を掲げ、建築とはなにかを考えるための一冊だといいます
またジョン・ダワー『吉田茂とその時代』は2004年に出版された『敗北を抱きしめて』(岩波書店)の著者が書いたもの。出版が1979年ですから、この本から相当の時間をかけて『敗北を抱きしめて』を書いています。但し(上)のみなのが残念。
しかし、この2冊を購入できたので、初回としてはまずまずと納得しています。また今年も今日から古本生活が始まりました。
さてどこに置こうか。そう言いつつ、周りに本が平積み、ピサの斜塔状態です。どうにかきわどい均衡を保っています。