今日は古本屋めぐり

仕事もひと段落しましたので、今日は古本屋めぐりをしました。やはりこれをしないと、いけません。いつも禁断症状がでるのですが、今週はそれどころではありませんでした。

しかし、年末に向けて目途が立ったので、今日は思い切って!という心境でした。ずっしりと重い疲労感はあったのですが、仕事から古本へモード転換! 今日は店により当たり外れもあり、安くていい本が少ない。(当たり前なのですが)

それにもめげず、元気、やる気、根気で一巡しました。購入は次の10冊。

なかでも、小池昌代『裁縫師』(角川書店)は私にとっての収穫です。徐々に小池さんの本が本棚の一角を占めてきました。一冊ずつ一冊ずつと丹念に蒐集し、いつか全冊を、と思っています。

購入した本を自宅に帰り、一冊ずつチェックをします。そうすると、本の中からいろいろなものが出てきます。まずは署名があればいいのですが、そういう幸運はそうあるものではありません。

それ以外というと、切符であったり、レシートであったり、メモであったり、名刺であったり、付箋であったり ・・・・・。入っているものから、いろいろなことを想像します。これがまた愉しいひと時です。*1

誰でしたか、買った本にお金が入っていたのは?

今日中途で止まっていた三浦展さんの『大人のための東京散歩』(洋泉社)を読み終えました。データばかりでなく、歴史も絡め、分析を含め、いい「東京本」に仕上がっています。

この本は東京と考える時に必ず読んでほしい一冊です。また「東京本」を蒐集している方にはぜひこの一冊をコレクションに加えてほしいと思います。

新教養としてのパソコン入門 (アスキー新書 020) (アスキー新書 20)*2     現代日本の問題集 (講談社現代新書)*3

*1:たとえば、今回は高見順さんの『文壇日記』の中には茶色のしおりに<謹呈 高見順 亡き夫にかわって 秋子>と書いてありました。古本はそんな有形無形のインデックスをつけながら廻りまわっていきます。

*2:これはすでにアスキーから出ていた山形さんの同名の本の文庫化です。

*3:購入したのは上記杉浦康平さんデザインのカバーでなく、中島英樹さんのデザインのもの。講談社現代新書はずっと杉浦さんのカバーで読んできたので、それに愛着を感じます。