いつもと同じ日はない
昨日は涼しく、夏の終わりを感じさせるほどでした。が、また暑い夏に逆戻り。書店に立ち寄り、最新本にひと通り目を通し、あまりに暑いので、書店で休憩。その足で古本屋に寄り道をし、何冊か拾う。そんな一日でした。
いつもの変わらない日常なのですが、なぜか小さな変化を求めて、人は歩き回ります。日々新たな状況をつくるために、何かを考え、書き、話し、そして動く、という行動をします。
朝の来ない夜がないように、いつもと同じ日はありません。動かないと、いつもの日が続き、マンネリに陥ります。人は振幅のない平坦な時間にどれだけ耐えられるのでしょう。
マンネリは慣れから飽きへと進み、知らぬ間にいつもの日常となります。それを未然に防ぐためには、ことの大小・濃淡・深浅に関係なく、自らが小さな変化を創り出していくこと。これが些事にして、大事なことです。
【今日の購入本】
- 坪内祐三 『一九七二』 (文藝春秋)
- 森村泰昌 『「まあ、いいがな」のこころ』 (淡交社)
- 池内 了 『ソフトランディングの科学』 (七つ森書館)
- 椎名 誠 『風の道 雲の旅』 (晶文社)
- Beretta P-05 『東京職人』 (雷鳥社)
- 柳原和子 『「在外」日本人』(晶文社)
特に、Beretta P-05 『東京職人』では真剣な眼差しで仕事に取り組み、ものを仕上げる、東京の職人さんたちを取り上げています。その写真が実にいい。それだけで十分な一冊です。