再び、読書ブログから

[1] 毎日新聞の「毎日の本棚」で、黒岩比佐子さんによるむのたけじさんの『戦争絶滅へ、人間復活へ』(岩波新書)についての書評を読みました。

<8月15日。63年前、その前夜に朝日新聞社を去ったジャーナリスト、むのたけじさん(93)が、自ら「遺言」だという新著「戦争絶滅へ、人間復活へ」(岩波新書)を今夏出版した。>

この書評はむのさんの歴史にも触れ、彼の「遺書」について力のこもった内容になっています。

また<今なお上映に対する脅しが続くというドキュメンタリー映画靖国 YASUKUNI」(李纓監督)をめぐる状況を報告>にも触れています。

[2] 「整腸亭日乗」の8/4<宮崎アニメと押井守作品の差異とは「建前と本質」?>では、宮崎アニメと押井アニメに違いについて、作品と著作を紹介しながら、比較対照しています。

押井さんの最新作『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』も公開され、タイムリーなブログです。双方のアニメの違いを次のように書いています。

<宮さんと僕の間に違いがあるとすれば、若者の姿に限って言えば、宮さんは建前に準じた映画を作り、僕は本質に準じた映画を作ろうとしているという、映画監督としての姿勢の差異だけだ。宮さんだって、事の本質は見えているはずで、あえて本質を語っていないだけなのだ。(p.33)>
押井守『凡人として生きるということ』(幻冬舎新書)より

凡人として生きるということ (幻冬舎新書 (お-5-1))


[3] 前にBOOKOFFの渋谷センター街店がオープンすることについて触れました。今日、BOOKOFFのHPを見に行くと、8月9日(土)にグランドオープンする内容が記載してありました。

渋谷のBOOKOFFは大型店舗」で、場所はパルコクアトロ。本好きの方は2階へ。とにかく初日に行けるかどうか。ぜひ初日に行きたいものです。

【気になる一冊】 金井美恵子『昔のミセス』(幻戯書房

昔のミセス