昨日の購入本から

最近ブログを見ていても、「ブ」の「当たり」本がありません。何冊か気になる本がある程度で、特に「当たり」本となると、きわめて稀なのではないでしょうか。全般購入して掲載するのは文庫が多い気がします。

昨日は荻窪に行く予定でしたが、この寒さで挫折し、「ブ」めぐりをしました。3店舗ぐらい廻ると、店の規模と場所と時期により、品揃えにかなりのばらつきがあります。

「ブ」めぐりのなかで、自分なりの地図を作りあげることが必要だと感じました。それができれば、無駄なく効率的に巡回ができます。いままでの地図に、新規を追加し、閉鎖を削除し、更新しつづけていくことです。

かといって、いい「ブ」だけに、「当たり」本が必ずあるとは限りません。ふらっと立ち寄った小型店の「ブ」でも、意外な本を発見することがあります。これがあるから難しい。

それでも「当たり」本の出る確率から店舗を絞って廻った方がいい。

昨日の購入本のなかで、気に入っているのが加太こうじさんの『浅草物語』(時事通信社)です。この背表紙を見たと同時に手に取っていました。まず、装幀から気に入りました。

装幀は田村義也さん。周知の通り、田村さんの装幀は文字を見るだけで、すぐわかる。それほど文字に力があります。

この本は東京関連の本として欲しかった一冊でした。