“本の街”神保町再生計画

Mの日記@古本T」のブログで、次の記事を見つけました。

“本の街”神保町再生へ 吉本と小学館で劇場 明大などと連携強化
(イザ!、2007年7月9日)http://www.iza.ne.jp/news/newsarticle/62874

読んでみると、今秋の「神田古本まつり」「神保町ブックフェスティバル」に向けて神保町再生計画が進行中で、小学館吉本興業等で運営する「神保町シアタービル*1がオープンしたことも、この計画の一環だそうです。

また、近くの明治大学は、三省堂書店岩波ブックセンターなどと提携し、古書検索ができるサイト「BOOK TOWN じんぼう」も秋に向けてリニューアルを予定。さらに、5月にリニューアルした千代田区千代田図書館でも古書の展示販売行うといいます。

いままでは神保町は世界有数の古書の街として知られていましたが、長い出版不況で低迷していました。その打開策として、このようなさまざまな企画が進行しています。

本の世界もどんどん動いていかないと、時代と世界の動きにとり残されてしまいます。例えば、以前にも取り上げました千代田図書館がいい例でしょう。新しい図書館づくりをめざした成功例といえます。

お客様を待っていても何も始まりません。こちらからお客様に来てもらえるような何かを仕掛けていくこと。これが大事だと思います。その企画の良し悪しも、やってみなければわかりませんので。

今年の秋、神保町に何か変化が生まれそうな予感がします。単に予感だけに終わらせるのでなく、出版・書店・古書業界活性化のための成功モデルになってもらいたいと思います。

*1:なにやらすごいビルのようです。「イザ!」にも写真が掲載されていますが、他の写真を検索すると、次のサイトに「神保町シアタービル」の写真が載っていました。
神田・神保町再生プロジェクト
kubolog」-MAPあり