石岡瑛子さんの装幀本

石岡瑛子さん、知っている人は知っている。当たり前なことですが、「古本ソムリエの日記」の「2007-06-19 石岡瑛子の装幀本」で、山本さんが次のように書いています。

石岡瑛子の装幀も好きで、『風に吹かれて』の講談社文庫のカバーデザインとか、写真の入れ方に特徴があって、いい写真だなあ、と思って装幀者を見てみると、石岡瑛子だったことがよくある。

ちょうど山本さんがアルベルト・モラヴィアの『パラダイス』だ。昭和47年、角川の海外純文学シリーズの3巻を購入した時の話です。

石岡さんのディレクトした広告や装幀はまずインパクトと感じます。山本さんのように、装幀は誰かなと見てみると、それは石岡さんの作品だった! そんな経験をしたことある人も多いのではないでしょうか。私もその一人です。*1

しかし、この石岡さんを取り上げて、石岡さんその人と作品群について、正面切って論じた評論や批評をまだ読んでいません。そうした本を出版してくれる著者と出版社はないものでしょうか。

この本以前も取り上げていました。ちょうど1年前ぐらいか。1年といえば、昨年の今日、四谷書房をオープンし、もう1年が経ってしまいました。ご来店いただいた皆様、心より感謝致します。これからも四谷書房をよろしくお願い致します。

*1:そこで、石岡さんの角川文庫の装幀本を集め始めているのですが、これが難しいのです。実のところ。