再び、茂木健一郎さんのこと

昨日は双風舎のHPで「斎藤環さんと茂木健一郎さんの往復書簡」が始まることを書きましたが、すでに今日からスタートしています。こちらを一読下さい。

同時に、茂木さんのブログ「クオリア*1日記」を見ますと、これまた対談の連続です。

5/29(火)の朝日新聞夕刊に、茂木さんから詩人の吉増剛造さんへの手紙が「たまには手紙で」掲載されています。これは斎藤さんと同じ往復書簡になるらしい。

また、「ブルータス」の6/1発売の特集「大松本論」で、松本人志さんと対談し、本日、朝日カルチャーセンターで、「対談 マンガの神さまはどこにいる」で浦沢直樹さんと対談する予定です。

例えば、茂木さんは詩人吉増剛造さんへの手紙に触れて、次のように書いています。

詩人は、きっと言葉と取っ組み合っている。

そして、ボクたちは、格闘する
相手をこそ最も愛するんじゃないかな。
現代も、自分も、言葉も。

茂木さんはクロスメディアの中で言葉の格闘技を試みようとしているのではないか。そう思います。この勢いはどこまで続くのでしょう。

*1:クオリアという言葉は、「質」を意味するラテン語に由来する。簡単に言えば、クオリアとはいわゆる「感じ」のことである。世界に対するあらゆる意識的な感覚そのものである。-Wikipedia