新橋古本まつり

現在「新橋古本まつり」が開催されています。「一角獣の頭蓋骨」の「青い車」によりますと、「これならBIGBOXの古書感謝市の方がずっといい。というか、やはりあれはクオリティが高かったのだなあ、と思った」そうです。が、天気もよかったので行って見ました。

いつも感じるのはやはり会場が雑然としていること。陳列もそうですが、内容も同様のような気がしました。それでも個人的には掘り出し物が3冊ありました。ま、一冊でもいい本があればよし、と最近は半ば諦め気味です。

三國一朗『話術』(筑摩書房)
徳川夢声さんにも『話術』(白揚社)という本があります。話の達人の直系、三國さんが同じ題名でどういうことを書いているか興味がありましたので、購入しました。帯には「現代会話作法」「ひとを魅きつける会話とは」と書いてありました。大いに期待できそうです。

林忠彦 『文士の時代』(朝日文庫)
これは前からほしいと思っていました文庫。古本市でも気にしていたのですが、いい値段でしたので、購入しません(できません)でした。今回は程よい価格でしたので、購入。「文士」をいわれる人たちの写真が掲載されていました。それを見ているだけで、十分な文庫です。

渡辺京二『娘への読書案内』(朝日文庫)
渡辺さんの著作は『小さきものの死』(葦書房)『北一輝』(朝日新聞社)が有名です。この『娘への読書案内』は初見でしたので購入しました。電車のなかでトルストイドストエフスキーの箇所を読んでいたら、なんと乗り過ごしてしまいました。