「Google Translate」のこと

いつも新聞をゆっくり読む暇のない時は土曜日か日曜日にまとめて読むようにしています。日々は新聞の大見出しや中見出しぐらいを読んでいますが、全頁に目を通しているわけではありません。まとめて1週間分を読むのも結構きつい。

しかし読んでいくと、新聞というメディアはいろいろなことを教えてくれます。情報量としては岩波新書1冊以上とはどこか読んだ記憶? その情報量の中から、既知と未知を読み分け、未知をさらに探究すると、世の中まだまだ知らないことばかり。

前置きが長くなりましたが、日経新聞からの記事で、あのグーグルが母国語で海外のインターネットが検索できる試験的サービス「Google Translate」を始めました。まだベータ版ですが、とうとうここまできたかという思いです。

インターネットは英語表示が主体で、日本語をいう壁があり、海外情報は英語を理解する人しか読むことができませんでした。しかし、このサービスで世界中の情報をそれも母国語で読むことができるようになります。

どれだけの翻訳ができるかという問題点はありますが、日本の情報だけでなく、世界の情報をオンラインで読むことができます。これが実用化され、翻訳効率が高まれば、さらに一層インターネットが便利になります。

加藤秀俊さんが『隠居学』(講談社)の中で、 内田百輭の「聯想細胞」を取り上げていましたが、この「聯想細胞」が活性化し、いろいろな情報の組み合わせから、新しい何かが生まれる可能性も高まります。

これをどう活用するか。これからが愉しみなGoogleの新しいサービス「Google Translate」です。