「外市」始まる
今日は昨日の通り、「外市」に行ってきました。明日は雨ということを考えると、今日が、それも朝一番が狙い目です。そう思い、家を出、11時10分前ぐらいの「古書 往来座」の前に着きました。もうすでに7・8人の人がオープンを待っていました。
周りを見ると、古書現世の向井さんがスタッフの人と話をしていました。ふぉっくす舎のNEGIさんと晩鮭亭さんも見えました。「一箱」ではNEGIさんにも晩鮭亭さんにもお会いできなかたので、挨拶をしました。
退屈男さんがいないので、NEGIさんに聞くと、仕事とのこと。仕事が終わったら、ここに来るのだそうです。そしてオープン。とにかくピークが来る前に先取りをと各箱を見て廻りました。少しずつ人が増えてきました。
各箱から一冊一冊と気になる本を抜き、8冊ぐらいになってしまいました。店先にあった椅子に座って品定めをしていると、NEGIさんが来て、いい本が安く並んでいるでしょう、と一言。それには同感。
さらにもう一巡しようか、と思っていたときに、何と荻原魚雷さんと会いました。『古本暮らし』(晶文社)のことなどを少し話をし、これからも頑張ってほしいことを伝え、また箱を見に行きました。
魚雷さんとは「一箱」の第一回目に箱を出していたときに会ったというより、(おそらく)見たといった状態でした。そのときの記憶がぼんやりなのですが、あのときの少しイメージとは違っていました。(一回目は記憶ちがい?)
しかし、文は人なり。魚雷さんはあの「文壇高円寺」の通り、若く、物静か、どこか憂いを持っている雰囲気が漂っていました。なぜか荻原さんというよりも魚雷さんと呼んでしまう近親感を感じました。
二度目の巡回をし、次の6冊購入することにしました。
- 津野海太郎『歩く書物』(リブロポート)*1
- 目黒考二『笹塚日記 親子丼編』(本の雑誌社)*2
- 荒川洋治『文学が好き』(旬報社)*3
- 池内紀 『マドンナの引っ越し』(晶文社)*4
- 池内紀 『生き方名人』(集英社) *5
- 松浦弥太郎『くちぶえサンドイッチ』(DAI-X出版)*6
今日の購入はまずまず。買い始めると、また切りがなくなります。それ以外にも、ほしい本が何冊もありましたが、ある程度の自制も必要と思い、今回は見送りました。
向井さんと魚雷さんに挨拶をして、バイクに乗り、新宿へ向かいました。明日も晴れるといいのですが、予報では雨といいます。雨でも、頑張る「外市」ですので、ぜひお越し下さい。
この「外市」は「古書 往来座」の軒先で開催されていますが、この古書店が別格です。各棚にジャンル別に所狭しに並んでいる本、その数といい内容といい、他を圧倒します。よくこれだけ集めたというしかないほどスゴイ。
新しい古本屋さんとしてはトップクラスです。「外市」ですから外ばかり注目していますが、内もかなりいい本が並んでいます。時間があれば、じっくりと隅々まで見てみたいと思いました。