やはり、この一冊

あちこちのブログで取り上げられているのがあの故山村修さんの新書『書評家<狐>の読書遺産』(文春新書)でしょう。あの人もこの人も取り上げていると、これは読まねばという気持ちになります。

惜しくも早逝した稀代の読書家の最後の読書案内
志ん朝の落語』からブルーノートまで。『龍馬の手紙』からコ
ナン・ドイルまで。名著を味わい尽くして逝った読書人<狐>
の読書遺言

これがその文春の新書紹介です。はじめの一文がうまいですね。取り上げている本も幅の広さを感じます。読書遺言ということばはどっかムリがある気がしますが、これが最後の読書案内とすれば、しみじみ残念という思いになります。

買って読みたい新書です。

もう一冊。これは雑誌ですが、特集が面白そうです。この1月25日発売される『彷書月刊』2007年2月号。その特集はなんと「ふたりはいつも」です。例えば、九條今日子氏、生田かをる氏が、パートナー、寺山修司氏、生田耕作氏について語るなんていいですね。

これも買って読みたい雑誌です。