「アエラ」を読みながら

毎日、家を出て、電車に乗って、職場に行って、仕事をし、昼食を食べて、仕事をし、駅から電車に乗って、家にかえる。そんな日常。これといって、特別なことがあるわけでなし、これといって、なにもない一日が続くわけでもなし。

帰りに、いつもの駅で、雑誌を買って、電車に乗ります。パラパラと読んでいると、乗換駅に着き、乗り換えの電車に乗ります。傍らに雑誌を抱えながら、電車が動き出したら、その雑誌を読み始めます。

雑誌は特集と連載コラムで買うか買わないかを決めます。特に特集。どういうテーマかが決め手になります。また連載コラムが面白いかどうか。これもポイントです。

今日手にした雑誌は朝日新聞社の「アエラ」です。

毎週というわけではないのですが、ときどき「アエラ」を購入しています。その中の「マンスリー BOOK スコープ」という連載があり、そこでは養老孟司さん、池田清彦さん、吉岡忍さんの3人が本の「深読み 斜め読み 拾い読み」をしています。

今回、池田さんが詩人志望だったことに驚き、多田富雄さんの名言を紹介しています。

「女は実体、男は現象」

一日ことばで始まり、ことばで終わる、その最後のことばとしてはふさわしいものです。