日垣隆『使えるレファ本150選』

日垣 隆さんの『使えるレファ本150選』を読了しました。150冊のレファ本が掲載され、最後に索引も付いて、使いやすいレファ本レファ本となっています。

これだけのレファ本を一覧し、その内容について書いているパワーは凄いと思います。これだけ読み通すこと、また利用することは、こうした本を書く以外にないでしょう。

それでも自分の机の上を見てみると、何冊かのレファ本が置いてあります。私の場合は辞書の含め、用語集、地図、年表などが並んでいます。並んでいるだけもの、時折開いて見るもの、使い込んでいるものなど。

この日垣さんの新書から、改めて付箋の付いている箇所をみますと、まずはこれが欲しい。『値段の明治大正昭和風俗史』シリーズと『戦後値段史年表』。ともに朝日文庫です。

マスコミ関係の資料として、『図説・日本のマスメディア』(NHKブックス)。この本は5年ごとに改定される(らしい)。その他のマスコミ業界についてのレファ本を掲載されています。

類語辞典もおもしろそうです。『早引き類語連想辞典』(ぎょうせい)、『類語国語辞典』(角川書店)、『類語大辞典』(講談社)の3冊。いま手元にある類語辞典は『類語大辞典』大野晋+浜西正人(角川書店)ですが、これもまだ使いこなしていません。

また、本文中に、日垣さんは「私は毎年正月に、日本史と世界史の教科書を必ず読み通します。」と書いています。これはなるほど。見習いたいと思いました。

歴史の教科書といえば、山川出版社です。日垣さんの推薦は次の3冊。

詳説世界史研究      詳説 日本史研究

一昨年、昭文社の地図と山川出版社の歴史年表を買い揃えました。地図はいろいろ変わっていて、何年ぶりかに見たので、かなり新鮮でした。また年表もあのときのことがわかり有益です。

レファ本として、ぜひ地図と年表は揃えたいものです。日垣さんは『新編 中学校社会科地図』(帝国書院)を薦めています。年表は山川出版社の『日本史年表・地図』と『世界史年表』でしょうか。*1

*1:地図は昭文社はじめいろいろな出版社から出ているのですが、年表がどうもすっきりしたいいデザインものがありません。見やすくわかりやすい年表を企画してもらいたいと思います。