『中公文庫解説総目録 1973〜2006』

先日の「退屈男と本と街」で、退屈男さんが 『中公文庫解説総目録 1973〜2006』(中公文庫/中公文庫編集部編)を買ったそうです。さらにブログを見ていると、「黌門客」では岡崎武志さんが「中公文庫ものがたり」を書いているそうです。

また、「okatakeの日記」では、

今日はサン毎、夜は中公文庫編集部のFくんと『中公文庫総目録』完成の打上げ。いちおう、読物部分のアイデアはぼくが出した。口絵の中公文庫初期目録、風吹ジュンともう一人女性タレントのは、ぼくの所持しているのを撮影用に貸したのだ。

といいます。中公文庫はかつていろいろなジャンルの文庫を出していましたが、中央公論の盛衰とともに、いまはかつての勢いがありません。絶版文庫は別にして、中公文庫はちくま文庫の次に探す文庫です。これはそのためのレファ本です。

中公文庫解説総目録 1973~2006

もうひとつ、「新・読前読後」の「松本哉さん最後の荷風本」からの情報です。今月集英社新書から新著『永井荷風という生き方』を書いた松本哉さんが15日に亡くなられました。詳細にそして丁寧に、松本さんのことをまとめています。

それを読んでから、ブログ巡回をしていますと、また退屈男さんのブログで、小島信夫さん(91)が26日に亡くなったことを知りました。それも速報で。このところ気になる書き手が亡くなっています。これはどうしようもなく、しかたのないことなのですが、・・・・・・ 合掌。

[追記] この小島信夫さんについては、「整腸亭日乗」の「小島信夫は21世紀の作家だ」を参照下さい。