開高健記念館のこと

昨日のブログのタイトルに、「行楽日和、開高健記念館へ」とつけましたが、この件については素通り。

そこで、開高健記念館について。

昨日は好天でしたので、どこかへ出かけようと考え、思いついたのが開高健記念館でした。前から行ってみたいと思っていましたが、予定が取れず、まだ行っていませんでした。

新宿から茅ヶ崎までどういう経路で行こうかと思案、行きは小田急、帰りはJRにしました。これもネットで簡単に調べることができます。すごく便利で、何事においても十分な予習ができます。

新宿から約一時間で茅ヶ崎に着きます。そこから、徒歩でも、バスでも、タクシーでも行けます。とにかく開高健記念館をめざし、タクシーに乗りました。10分〜15分ぐらい乗ると、記念館前に着きます。

開高健記念館は人家の中にあり、白い瀟洒な家でした。思っていたより小さいのに少し驚きました。入場無料で入館できますが、ちょうど昨日「開高健を語る会=紅茶会」*1が開催されていました。

入ってきて 人生と叫び
出ていって 死と叫ぶ

今日の講師は元角川書店取締役で、かつて開高さんを担当していた編集者でもあった小畑祐三郎さんでした。開高さんとは20年の付き合いのあったそうで、約一時間、「一編集者の断片的回想」と題した話を聞きました。

明日、世界が 滅びるとしても
今日、あなたは りんごの木を植える

それが終わり、記念館の中を見せてもらいました。壁には開高さんの写真や言葉が飾られ、やはり開高さんらしい雰囲気が漂っていました。書斎も同様で、開高さんの写真や釣り関係のものも飾られ、往時を偲びました。

悠々として 急げ

それから、記念館の庭にある哲学の小道を通って入口へ。もう一度一巡してから、海へ。記念館から歩いて5分で海岸に着きます。サーフボートを持っている人が往来し、海にはまだ夏の余韻が残っていました。

そこから歩いて茅ヶ崎まで戻り、帰途に着きました。開高健さんの作品を再度読み直してみたい気持ちになっていました。知らぬ間に眠っていて、気づいたら、もう横浜を過ぎ大崎に向かっていました。

         

*1:毎月1回この会は開催されています。時間の都合の付く方は日時を問合せ、一度この会に参加するものいいかもしれません。