西武池袋本店「夏の古本まつり」

梅雨明け後、あっという間に夏。最低気温も、最高気温も上がり、あまりの急な夏の到来です。もっと過激なのはアメリカの西海岸です。アメリカ全土に酷暑が広がりそうとか。

今日は西武池袋本店で開催されている「夏の古本まつり」に行ってきました。賑わいはどうかというと、平日ですし、それほどでもありませんでした。会場に入り、一巡したのですが、本以外のポスター、CD、DVD、雑貨が増えていました。

これは年々増えていく傾向にあります。メディアも多様化していますし、お客様の好みもさまざまです。私は最後の活字世代かもしれませんが、こうした現状を見て、ちょっぴり淋しい気がします。

本以外のいろいろな媒体を置いてもいいのですが、古本市ですから、まずは古本を充実させてもらいたい。本の種類もそうですが、価格も安く、というのが本音です。

このところ、デパートの古本市で、はっとするような本との出合いって、本当に少なくなりました。また掘り出し物も初日に抜かれてしまった?のか、どうも見当たらず、今回は未購入という結果になりました。

帰りに要町のBに立ち寄りました。ここでなんと、あの小池昌代さんのエッセイ『屋上への誘惑』(岩波書店)を見つけました。今日は全滅を覚悟していましたので、この一冊で救われました。

小池さんの詩集も一冊あるし、エッセイも揃いました。ファンとしてはこれからも小池さんの詩集やエッセイを集めていく予定です。今回のエッセイなどはじっくり読みたいと思います。最近はなぜか気ぜわしいのですが。

また帰りに「 pen 」8/15号を買いました。特集は「広告のデザイン2」です。これもまた愉しそうです。いつものデザイン物で、「 pen 」のデザインワークは高く評価しています。

特集のなかで、大貫卓也さんのページがあり、それを見ていると、大貫さんの仕事を再度見てみたくなりました。書棚を探しましたが、広告批評の別冊で1冊あったと思いましたが、ありません?

この一冊は売れてしまった! ほんとに、後悔先に立たずです。


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四谷書房は「本の本」をテーマに新着本を追加しています。昨日水曜日に「本の本」第4弾を登録しました。トップページでは津野海太郎『読書欲 編集欲』(晶文社)を取り上げました。