線引本のこと、また
開店後、本に線引があったのと所有者の名前が書いてあったのと、2件予想外の本がありました。仕入の時は一応外見と中身を見ますが、その場では事細かにチェックするわけではありません。
家に帰り、仕入本の確認と本のクリーニングをします。その時に、線引等をチェックします。完璧を期すのですが、それが簡単ではありません。
例えば、次のような例があります。一つは書込みがないような本の中で、一ヵ所「複製技術時代」*1 のところに万年筆でのサイドラインがありました。
二つ目は後ろの見返しがカバーの挟まれ、チェックの時はわからなかったのですが、その見返しに前の所有者の自署があり、それをインク消しかなにかで消しているのです。*2
最近こういうことが続いています。古本だから当たり前ということではなく、できるだけいい状態の本のをお客様にお届けしたい、そういう気持がありますので、手放す場合もできるだけいい状態を心がけたい。
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